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|  |  |  |  諏訪部仁第二歌集 『絶滅危惧種』
 
  
 ユーモアや軽い皮肉をまじえ、さばけたその歌いぶりは親しみやすく、読者を誘いこむが、作品は醒めた視線で一定の距離をおいて対象を観察、分析して鋭く直截に切りこむ批評精神が核となっている。特に英国での旅行者ではなく、長期滞在者としての作品には、著者の洞察力、識見が顕著であり、まことに興味深いものがある。
 (蒔田さくら子・帯より)
 
 2006年12月8日発行
 四六判上製カバー装
 186頁
 定価:本体2500円[税別]
 装幀/真田幸治
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|  |  |  |  古村美惠子第一歌集 『途中下車』
 
 
  歯応えのある歌は、知を抜け、情を超え、意を達する。この短歌の理想こそが本集に具現されている。読者が充足感を獲られるのも、この三要素の噛み分けが可能であるからだ。
 (田島邦彦・帯より)
 跋文・高橋幸子
 
 2006年12月10日発行
 楽市叢書第1篇
 A5判変型上製カバー装
 156頁
 定価:本体2500円[税別]
 装幀/真田幸治
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|  |  |  |  吉岡生夫著 『あっ、螢 歌と水辺の風景』
 
  
 螢を追って、
 上代から近世、近代、そして現代。
 軽やかに東へ西へ。
 ここにフィールドワークの結実、
 待望の螢の短歌コレクション。
 
 「短歌人」2003年1月号から2年間にわたる連載随筆「あっ、螢」と、「白珠」夏季山上歌会での講演録「狂歌で楽しむ近世の川」の二部構成。
 
 2006年9月28日発行
 四六判並製カバー装
 184頁
 定価:本体2200円[税別]
 装幀/真田幸治
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|  |  |  |  酒井英子第三歌集 『薔薇窓を見よ』
 
  
 頑なと思えるまでに自らの詩魂を貫いて来た酒井英子さんの歌は今もわたしの憧れである。決して俗にまみれず、時流に媚びず。一体、この強靭な詩精神はいかにして培われたのだろう。時に過激に、時に大胆に。薔薇窓の住人の言語感覚はどこまでもスリリングである。
 (中地俊夫・帯より)
 
 2006年7月19日発行
 A5判変型上製カバー装
 172頁
 定価:本体2500円[税別]
 装幀/真田幸治
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|  |  |  |  森本平第六歌集 『町田コーリング』
 
  
 定型の可能性を探求して破壊と創造、抵抗と挑発を続ける孤高の歌人がジョー・ストラマーに捧げる最新歌集。
 
 2006年6月20日発行
 開耶叢書第2篇
 四六判上製カバー装
 204頁
 定価:本体2400円[税別
 装幀/真田幸治
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|  |  |  |  竹浦道子第一歌集 『ガラムマサラ』
 
  
 …変遷の人生を、短歌がつないできた。この歌集には写真屋さんの歌も、カレー料理店の歌もあらわにはないけれど、大きな人生の転換を短歌という小さなものがしっかり支えて、今日までの著者を運んできたことはこの歌集を読み進んでゆけば自然にわかってくる
 (小池光・跋より)
 
 2006年6月14日発行
 A5判上製カバー装
 162頁
 定価:本体2500円[税別]
 装幀/真田幸治
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|  |  |  |  中辻博明第一歌集 『雨後のひかり』
 
  
 約20年間の作品を収録。
 とにかく、歌集は誕生しました。出来不出来はばらばらですが、私の記録として、大切にしたいと思います。
 (あとがきより)
 
 2006年3月15日発行
 四六判並製箱入
 128頁
 定価:本体1800円[税別]
 装幀/真田幸治
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|  |  |  |  若林のぶ第八歌集 『鳥は鳴く』
 
  
 若林のぶさんの歌はそもそも放胆、自在なおもしろみがあって私は長年のファンだが、近年いよいよその歌境にみがきがかかった。大胆不敵というか闊達痛快というか、夕陽はただ赤いとは限らず、ときにこのような原色の渦を放射するのである。嗚呼、善なる哉。
 (小池光・帯より)
 齋藤史論「巫女的世界」収録。
 
 2006年2月14日発行
 四六判並製カバー装
 134頁
 定価:本体1900円[税別]
 装幀/真田幸治
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|  |  |  | 松崎圭子第一歌集 『海近き橋』
 
  
 どこまでも嫋やかな著者の春秋が屈託なく詠まれている。詠みぶりは自在だが決して羽目を外さないところ、さすがと言うべきだろう。折々見せる著者の素顔がなんとも好ましい…
 (中地俊夫・帯より)
 跋・大和克子
 
 2005年12月26日発行
 四六判上製カバー装
 190頁
 定価:本体2500円[税別]
 装幀/真田幸治
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|  |  |  | 宮崎斗士第一句集 『翌朝回路』
 
  
 日記をつけるのも、写真を撮られるのも苦手。自分という存在に対してどこか素っ気なく無頓着だった僕だが、ともかくもこれでひとつの物が残った。嬉しい反面、どこかあたふたしている。
 (あとがきより)
 栞・谷佳紀、白井健介、守谷茂泰、芹沢愛子
 
 2005年12月2日発行
 四六判上製カバー装
 142頁
 定価:本体2300円 [税別]
 装幀/真田幸治
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|  |  |  | 古島哲朗第三歌集 『東雲抄』
 
  
 〈家族〉の成熟以後──。
 長年連れ添う妻の介護、娘と孫たちとのふれあい。
 老いてゆく己をかえりみつつ、ユーモアとペーソスをもって
 十数年という時間を鮮やかに切り取る。
 
 2005年11月27日発行
 四六判上製カバー装
 158頁
 定価:本体2300円[税別]
 装幀/真田幸治
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